2020-11-17 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
そういった意味では、確かに日本は、かつては米は、関税化の対象外だったりとか、かなりそういった国境措置を維持してきましたけれども、幸か不幸か、今、いわゆるTPP、また日EU・EPA、様々な国際貿易交渉の中でかなり国境措置は低くなっています。もうほとんどないと言っても、たまに例外はありますけれども、そういう意味では、環境的にこれEUと、またアメリカとかと、諸外国と変わらないと思うんですよね。
そういった意味では、確かに日本は、かつては米は、関税化の対象外だったりとか、かなりそういった国境措置を維持してきましたけれども、幸か不幸か、今、いわゆるTPP、また日EU・EPA、様々な国際貿易交渉の中でかなり国境措置は低くなっています。もうほとんどないと言っても、たまに例外はありますけれども、そういう意味では、環境的にこれEUと、またアメリカとかと、諸外国と変わらないと思うんですよね。
大きく世界が変わったのは、ガットからWTOに変わったとき、ダンケル・ペーパーというのが出て、例外なき関税化、それから生産補助金の禁止等々で、世界の制度が大きく変わったということがありました。世界各国は農業補助金をどのように変えたのか、お伺いしたいと思います。
交渉の結果を受けまして、委員御指摘のとおり、農産物につきましては国境措置を原則として関税化するとともに、国内支持につきましては、いわゆる黄の政策、黄色の黄でございますけれども、価格支持などでございますけれども、これに係る合計額を原則として一九九五年から六年間で二割削減することなどが決定をされました。
まさにゲームチェンジャーということで、日本は例外なき関税化と言っていたところに例外をつくり得たわけですね。その代わり、日本も痛みを引き取った。例えば、自動車については、十五年間据置きで、十六年目にやっと例えばアメリカの関税が二・五がゼロになるといったような痛みも背負ったわけでございますが、確かにゲームチェンジャーとしてその役割を果たしたと思います。
あと、その後の、今、関税割り当てになった経過というのは、UR合意におきまして脱脂粉乳も関税化された際に、そのUR合意におきまして、基準年、一九八六年から八八年の平均の脱脂粉乳の輸入アクセス機会を維持するということが義務づけられたので、当時輸入割り当てだった沖縄用脱脂粉乳についても、関税割り当てとされたところでございます。
政権をとったらふにゃふにゃっとなって、オバマ大統領と安倍総理の会談があって、握手もしないでぱあっと、一時間ちょっとの、昼飯を食べながらのものだったようですけれども、一三年の二月に方針が変わって、聖域なき関税化というのはなくて、聖域があるんだったらいいんだということになって参加することになった。そして、最後は先頭に立ってまとめようとした。オアフ島、アトランタですね。
これで政権が見えてきたというころになるとちらっと変わって、聖域なき関税化とかという非常に立派な文学でやって、一二年、年末の総選挙を勝ち抜いてころっと変わっていった。
一九九九年に米の関税化を行った理由、これは何でしょうか。
そこにおいて、一九九九年に関税化することによって量が入らないという決断をしたところでございまして、ミニマムアクセス数量は、関税化しない場合より数量が縮減したところでございます。 この判断は、私は、かなり米農家にとって、守るという意思の判断で、適切な判断だったというように思っております。
その上で、第四条二の注は、第四条二の規定を踏まえ、関税化することとされた非関税措置にかわって、同様の輸入制限効果を有する措置をとることも禁止するという趣旨でございます。
WTO農業協定第四条二の規定は、加盟国は、通常の関税以外の国境措置であって交渉の結果関税化されることとなったもの及びこれに類する措置を維持し、導入し、あるいは再び導入してはならないとの趣旨でございます。
私は、こんなことをここで言うのは適当じゃないかもしれないけれども、もし仮にそういうおかしなことをやっているんだったら、まだ関税化した方がましですよ。四、五〇〇%ぐらいの関税化をして、国境措置が崩れたから国内的なダイレクトペイメントや所得補償を打っていくという方がよほど農家のためになる。
というのは、例えば、ウルグアイ・ラウンドで当初から関税化を受け入れていれば、今ミニマムアクセス米、七・二%と五%の差を受け入れているわけですけど、あれはやっぱり政策ミスで、政治的圧力で関税化を受け入れないということで起こったことだと私は思っていますので、そういうことも、各省庁のいろんな思惑を離れて一つの組織ができればよろしいのかなと思うんですが、いかがでしょうか。
あれは米の消費量が減っている中で毎年〇・八%ずつ増える、スタートは四%ですよと、こういうことでありましたが、米の消費量が減っているときになぜ増えるこの協定を結んだのかというのは、私は平成八年当選組ですので、早くこの幾らかでも伸び率を下げていこうと、そういうことで関税化に踏み切るために努力をさせてもらいましたが、常に経済連携と一緒に市場を開放していくと、こういうことだと思うんです。
発動基準を定量的に定めている既存のセーフガードとして、例えば特別セーフガード措置、これは、ウルグアイ・ラウンドの合意に基づき関税化された農産品を対象として、前三年の輸入数量の平均をもとに算出する一定の数量を超えた場合に追加関税として通常関税の三分の一を上乗せする措置でございまして、また、牛肉に関しましては、関税の緊急措置として、四半期ごとの輸入数量が対前年同期比で一一七%を超えた場合に関税を三八・五
さらに、一九九九年には関税化に移行し、輸入米に輸入不能な高い関税を課し、私の言葉で言わせていただくならば米の鎖国化を図ったというふうに思います。その代償として、一定量の輸入枠を設定して、民間ではない、つまり商業ベースではなく政府買上げ米として、以降毎年輸入する義務を負ったと思っております。日本の消費量の八%、七十七万トンの米が低い関税率で輸入することになったのであります。
国内支持削減に伴う食管制度の廃止、市場での米価暴落、米の関税化と税率引下げなどは一切考慮されておりません。また、当時与党の自民党の先生方が言われた、価格は市場で、所得は政策でとの方針からも懸け離れています。
九一年に関税化を受け入れてから、農家戸数でいえば三割弱に減り、規模拡大は三倍強にふえてきたわけでありますから、まさにエリートと言われる畜産農家が日本には育ってきました。すばらしい肥育技術、生産技術を持っている人たちが今残っていて、最後のとりでという言葉も使っていただきましたけれども、私も同じ言葉を今使っております。
ですから、先ほど、撤廃と削減という話がありましたけれども、要は、除外という言葉は、低関税化するとか、関税を削減するとか、そもそもそういうものの対象にもならないのである、アンタッチャブルなのである、こういうふうに考える人も私はいるのではないかというふうに思いますし、私は、最初、除外という言葉を聞いたときは、そういうことかなというふうに思ったんです。
○後藤(斎)委員 大臣、口に入るものは、今のおいしいものを堂々と手をかけてつくっていただく、そうではないものは、済みません、TPPは後で時間があったらお聞きしますけれども、多分減反の部分でいえば、何となく、TPP交渉が進んで関税化も可能性がありだなということで減反廃止みたいなことが出てきたような、この数週間の、私の、報道だけしか見ていない人間の思いなんです。
どなたがお考えになったか、「聖域なき関税化を前提とする限り交渉に参加しない」と。 この間、私の長年の友人の手嶋龍一さんの話を聞きましたら、自民党の最高文学がこの文章に集約されていると言うんですね。聖域なきというのは、もうこのときに政権交代を見込んで、聖域があればいいんだということを言っていたと。僕は、それを信じません。そこまでずるい人ばかりだったら、自民党はとっくに政権与党じゃなくなっています。
なお、関税定率法等改正案のウルグアイ・ラウンド合意に関する暫定税率等の適用期限の延長措置については、例外なき関税化に賛成するものではありませんが、TPPにおいて関税の原則撤廃が大きな焦点となっていること、また、この十年余りを見ても、主食の米については高い関税によって外国からの輸入を一定程度抑えることができていること、これらを総合的に勘案して、法案には賛成といたします。 以上で討論を終わります。
○後藤(斎)委員 では、国家貿易は、米麦の例外なき関税化とあわせて国益という中に入るものとして存続をさせる、維持をするということで理解をしてよろしいんでしょうか。
かつて、私も国会議員のときに、一九九三年にウルグアイ・ラウンド交渉が妥結して、米というものが関税化され、ミニマムアクセスというものが認められて、その後、ウルグアイ・ラウンド農業対策費として膨大な予算が計上されました。
これを聖域や関税化の例外にしてどうするのかという気もするんです。 どうやってこの米輸出を拡大して国内の米農家のための活路を開けるのか、ぜひ農林水産大臣にもう一度お聞きをしたいと思います。